監修:横井 謙一郎

ピル飲み忘れ時の基本対処法
1日分飲み忘れた場合の対応
1日分飲み忘れた場合は、気づいた時点ですぐに1錠を飲み、その日の通常の錠剤も予定通りに飲みます。避妊効果への影響は少ないですが、念のため2日間は避妊方法を併用することをお勧めします。避妊効果を維持するためには、可能な限り早く飲むことが重要です。飲み忘れに気づいたのが、次の服用時間から12時間以上経過している場合は、その日の服用は諦め、翌日から通常通り服用を再開してください。ただし、この場合は避妊効果が低下する可能性があるため、その週は追加の避妊方法を使用することを推奨します。
2日分連続で飲み忘れた場合の対応
2日分を連続して飲み忘れた場合、次の日に2錠を飲み、その次の日にも2錠を飲みます。ただし、避妊効果が低下する可能性があるため、その週は追加の避妊方法の使用が推奨されます。2日分の飲み忘れに気づいたのが、次の服用時間から12時間以上経過している場合は、その日の服用は諦め、翌日から通常通り服用を再開してください。ただし、この場合は避妊効果が低下する可能性があるため、その週は追加の避妊方法を使用することを推奨します。
3日以上連続で飲み忘れた場合の対応
3日以上飲み忘れると避妊効果が大きく低下します。この場合、新しいパックを始めるか、次の生理を迎えるまで他の避妊方法を使用する必要があります。3日以上の飲み忘れに気づいた場合は、できるだけ早く医師に相談することをお勧めします。医師は、状況に応じて適切なアドバイスや処置を施してくれます。
ピル飲み忘れが時間による影響
3時間以内の飲み忘れ
飲み忘れが3時間以内であれば、速やかに飲むことで避妊効果がほとんど影響を受けません。ただし、今後のためにピルを飲む時間を固定する工夫をしましょう。例えば、毎朝起きた時や夕食後など、決まった時間に服用することで、飲み忘れを防ぐことができます。
6時間以内の飲み忘れ
6時間以内の飲み忘れも、可能な限り早く飲むことで避妊効果を維持できます。しかし、同様に次回からの飲み忘れを防ぐ対策が必要です。ピルを飲む時間を決めて、アラームを設定したり、手帳に書き留めたりするなど、忘れにくい工夫を取り入れましょう。
12時間以上の飲み忘れ
12時間以上飲み忘れた場合は、避妊効果が低下する可能性が高いため、ピルを飲んだ後、7日間は追加の避妊方法が推奨されます。追加の避妊方法としては、コンドームや子宮頸管キャップなどが挙げられます。12時間以上の飲み忘れに気づいた場合は、できるだけ早く医師に相談することをお勧めします。
ピル飲み忘れの妊娠リスク
妊娠の確率とリスク
ピルの飲み忘れによる妊娠リスクは、忘れた回数とタイミングに依存します。一般には、飲み忘れが多いほど妊娠確率が高まります。特に排卵に近いタイミングでの飲み忘れは注意が必要です。排卵日は、生理周期が規則正しい場合は、生理開始日から14日前後と推測できます。しかし、個人差があるため、正確な排卵日は医師に相談する必要があります。
飲み忘れて生理が来た場合
ピルの飲み忘れ後に生理がきた場合は、新しいパックを開始するか医師に相談してください。生理が来たからといって、すぐに新しいパックを始めてしまうと、ホルモンバランスが乱れる可能性があります。医師に相談することで、適切なアドバイスや処置を受けることができます。
不正出血が起きた場合
飲み忘れにより不正出血が起きた場合も、ピルの継続が推奨されますが、異常が続く場合は医師に相談してください。不正出血は、ピルの服用によってホルモンバランスが変化することで起こることがあります。通常は数日で落ち着きますが、症状が改善しない場合は、医師に相談して原因を調べてもらうことが大切です。
プラセボ錠を飲み忘れた場合
プラセボ錠の飲み忘れのリスク
プラセボ錠の飲み忘れは避妊効果に影響しませんが、服用スケジュールを守ることで最適な効果を得るため、プラセボ錠も飲むことを推奨します。プラセボ錠は、ホルモンを含まない錠剤で、生理を起こすための役割を果たします。プラセボ錠を飲み忘れると、生理が遅れる可能性があります。
服用スケジュールの維持
プラセボ錠を飲み忘れた場合でも、次回のピルの服用タイミングを崩さないようにスケジュール通りに取り続けることが重要です。プラセボ錠を飲み忘れた場合は、できるだけ早く服用してください。ただし、次のピルの服用時間が近づいている場合は、その日の服用は諦め、翌日から通常通り服用を再開してください。
まとめ
ピルの飲み忘れを防ぐための工夫
定期的にピルを飲む習慣をつけるために、スマートフォンのアラーム機能を利用するなど、いくつかの対策を取り入れることが効果的です。常に同じ時間に服用することで、ピルの効果を最大限に引き出すことができます。また、ピルを服用する場所を固定したり、服用後に手帳にチェックマークをつけるなど、飲み忘れを防ぐ工夫をしましょう。
避妊効果を最適に保つ方法
ピルの効果を保つためには、適切な服用方法を守ることが大切です。定期的な服用と飲み忘れ時の迅速な対応が、予期せぬ妊娠を防ぐ鍵となります。ピルは、正しい使用方法を守れば、非常に効果的な避妊方法です。しかし、飲み忘れや服用時間のずれは、避妊効果を低下させる可能性があります。
パーソナルケアクリニック 医院長
横井 謙一郎
